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プラチナ万年筆 プロシオン その後

一晩放置してもインクフローがよくなる気配がなかったので、店員に相談したところ、やはり、あまりにもインクの出がよくないということで、交換してくれました。原因が気になったので、何か判明したら教えてもらうように頼んでおきました。

交換したプロシオンは普通によく書けます。

インクフローをティッシュペーパーで調べてみると、今メインで使っている万年筆よりも若干絞り気味ではあるようです。もう少しフローが欲しいところですが、筆記に問題があるほどではありません。

ところで、ナガサワ文具センターのブログからの引用です。

④最適重量バランス設計のアルミボディ
→ミスター万年筆と呼ばれた 故 梅田晴夫氏が理想の万年筆として提唱していたバランスをご存知ですか?
①軸の直径が13ミリ
②ペン先の長さが22ミリ
③キャップを外して軸にはめた全長が160ミリ弱
④重心点をやや後方56~57%
でした。この理想の万年筆にプロシオンは近づけら作られました!
実際に計ると・・・上記のようになっていました!

kobe-nagasawa.co.jp

昨日、最初に感じたペンバランスの良さはこの辺に起因しているんだと思います。

少し書き込んで感じたことですが、小型のニブを実装したスチールペンとは明らかに書き味が異なります。ペン先の滑らかさと相まって、ふくよかな書き味とでもいうような柔らかさがあります。柔らかいといっても、ペン先がグニグニと変形するようなものではなくて、あくまでも感覚的なものです。TWSBIの万年筆もスチールペンですが、ニブが大型であるせいか、似たようなふくよかな筆記感があります。

プロシオンのニブも比較的大型ですが、柔らかさの原因は5角形に絞った形状にあるようです。つまり、中央部分をできるだけ平面に近づけて曲げ剛性を落としているわけです。例えば、竹は軽くても強いですよね。中空のパイプ状のものは曲げ剛性が上がります。言い換えれば、湾曲した形状より、平面のほうが剛性が低くなるんです。これを利用したのがプロシオンのニブだと思います。ただし、材質自体の特性が向上するわけではないので、過剰な力で曲げすぎると変形する危険性があります。その辺の筆記具としてのバランスのとり方が難しいのではないでしょうか。

これと同じようなニブがペリカンのペリカーノジュニアだと思います。ペリカーノジュニアのニブも柔らかく感じます。しかし、こちらの柔らかさにはコシがなく、ペナペナの印象です。

左からペリカーノジュニア、プロシオン、TWSBI、コクーン。

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プロシオンのニブは大きく変形させながら書くようなものではありませんが(そもそも、万年筆をそのように使うのは正しくないんだと思います)、通常筆記においてすごくバランスのいい特性に仕上げていると思います。個体差かどうかはよくわかりませんが、絞り気味のフローのおかげで、払いなどの線のメリハリがきれいです。

細字よりも中字が合うと思います。中字といってもそれほど線が太いわけではありませんので、万能に使えると思います。

細字で小さな文字をしっかり書きたい場合には、金ペンよりもかためのスチールペンの方が安定した筆記ができると思います。

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