キャップレスは使えば使うほど良くなる

お気に入りの万年筆のひとつがパイロットのキャップレスです。

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私のは絣という柄のものです。

一般的な万年筆と比べるとだいぶイメージが違うと思います。最大の特徴はノック式だということ。ノックするとクリップの先から小さいニブがちょこんと現れます。

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銀色ですが18金です。ペン先から出ている部分はかなり小さいですが、ニブ自体はかなり長細いです。

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まず、キャップがないということで気密性が気になるところですが、これに関しては全く心配する必要はないです。キャップ式の万年筆と変わらないか、むしろ優秀なくらいです。何ヶ月も放置しない限り、インクが乾いてしまったと思うことはないと思います。

クリップの位置も変な感じがしますが、これに関しても全く違和感はありません。むしろ、この配置の方が好ましく感じるほどです。

買う時に少し調整してもらったからかわかりませんが、買った時からとにかく書きやすいです。引っ掛かり感は皆無で、滑らかかつ程よい摩擦感があります。ニブは大きくしなるようなことはありませんが、ペン先が紙面に接する時にはなんとも言えない柔らかさがあります。しなりとか、がたつきとかそういうレベルではなく、高級車のサスペンションを思わせるような上質なものです。

使用頻度は高くて、勉強とかメモとかそういうのによく使っています。道具というのは使えば消耗するものだと思いますが、万年筆は使えば使うほど良くなります。ペン先が慣らされるというのもあると思いますが、ペンそのものに指が慣れてくる影響も大きいと思います。

キャップレスのペンポイントはぷっくりした独特の形状です。おそらくこの形状が独特の使い易さを生んでいるんだと思います。あまりにも使いやすいので、バックアップ用としてもう一本欲しいです。

ちょっといい万年筆を買いたいならキャップレスは候補の一つに入れる価値のある万年筆だと思います。

字幅はFしか使ったことないですが、ちょうどゲルボールペンの0.5くらいの太さで使いやすいです。個人的にはMも興味あります。

 

 

 

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