ユニボールワンFについてはこれまでブログで3回ほど取り上げました。
消炭はペンケースに入れて会社で、葉雫は自宅の机の上のアクティブゾーンにあります。
ちなみに、今のリアルな机の上です。
ユニボールワンFは軸がちょっと滑りやすい印象でした。使っていくうちに表面が少し摩耗したのか手が慣れたのか分かりませんが、滑りやすさに関しては特に気にならなくなりました。先端のグラつきは皆無ではありませんが、実用上、気になるほどのことはありません。むしろ、ノック式の金属口金の中では最高レベルの精度です。
このペンの最大の特徴はペンのバランスです。適度な重量があるので手にした時にしっかりとした手応えがあります。重量感はあるのに重すぎないちょうどいいところに重量設定してあります。また、金属製のスタビライザーがよく効いていて、程よい低重心が手へのフィット感を高めます。手にした瞬間、いいものを手にしたという気にさせられます。
ねじりバネ方式のクリップはシンプルな形状ながらも、大きく開き、適度な力があります。この方式は耐久性も優れていると思われます。
ノックは少し重めですが、そのおかげでしっかりとしたクリック感があります。ノックした後、ノックボタンは固定される方式ではありませんが、プラスチックで軽量なため、動き回って不快な感じはありません。
このペンが税込330円というのがおどろきです。
コストを掛ければもっといいものはできるでしょう。しかし、330円という枠の中で、できることを最大限やったというのが伝わってきます。
設計や部材選定、組み立てなど、日本の文房具メーカーの技術力を感じることのできる逸品です。